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不思議な鏡迷宮【神アカシ篇】ページ5

あれから色々と調べてはいるけれど、まったくといって収穫が無い。

とりあえず、学園を苺まみれにした犯人とおぼしき人物、夜の魔術師と言われている者を捕まえなければならないのだけど。

疑わしい人物も、犯人を見かけたという者すらもどこにもいない。本当に夜の魔術師なんているのだろうか?



昼休み。 僕は久しぶりに、地上のグラウンド場へと降りて来てみた。

コンクリートの地面は柔らかい土へと変えられ、むせかえるような苺の香りと、空からは桜の花びらが舞い降りてくる。

美化委員の子たちの話しによると、撤去しても次の日に同じ場所に来て見ると、また新しく苺が生えているのだという。

だから苺は減ることはない。むしろどんどん増えていく。 苺は甘くて可愛らしいけれど、ここまでくるとさすがに不気味だ。

と、そこに天空からビラがばら撒かれた。地上へと沢山降ってくる。 報道部からの号外ニュースだった。

それを一枚つかんで見てみる。 そこには苺畑とそれを生やしている犯人だという人物の姿が写っていた……。

――それは、合成ともCGとも思えない代物だった。

こんなものを信じてしまっていいのだろうか……。 迷う、けれどもう頼みの綱はこれしかない。

僕は校舎へと向かって走り出していた。



報道部、部室前。 風紀委員たちが集まって来ていた。

報道部はいい加減なニュースと盛大すぎるビラ配りが有名で、風紀を乱すということで廃部に追い込まれている。

風紀委員を無視して、僕は部室に入り込む。 部長の子に、他にも写真はないかと見せてもらう。

どれも馬鹿馬鹿しいくらいに間近で、堂々と犯人の姿が写し出されている。 やはり……。

これがどんな物であれ、僕はもう信用するしかなかった。 最初に見た時にもそう思った。

なぜなら……この写真に写っている夜の魔術師という人物を、僕は知っているからだ……。

報道部を廃部にしない代わりに、これからは僕の意向に従ってもらうという指示で、その場を丸く収めた。


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