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~星ワタリ篇~【朧月夜・夢現億光年】

この世界には伝説がある。

銀河のどこかに存在するという空中都市、ネオ・ネヴァーランド。

太陽が闇に飲まれし時、その地から黄金に輝く天使が舞い降りて滅亡から救ってくれるであろう…。




銀河系を翔る黒い龍、戦艦ブラックドラグーン。

コツコツとジョッキーブーツを鳴らして歩く。黒い軍服を翻すと、少しクセのある銀の髪がサラサラと風に揺れた。

銀河連邦軍・参謀長長官、デットスター将軍。

まだ青年と呼べるほどの若者だが、重くとても強い瞳をしている。

……必ずこの世界に太陽の光を取り戻してみせる。そのためならどんな苦しみさえも厭わない。

我はそう誓ったのだ。

「デットスター将軍! 何か未確認物体が近づいて来ます!本艦上空から――」

「上空だと? 軍以外は飛行禁止区域であろうが。海賊船か?」

「いいえ、もっと小さいです。 何か人のような姿をした――。物凄いスピードでこちらに向かってきています!」

「まずい、このままでは衝突する!」

操縦士をその場に残し、将軍は急いで戦艦の上へと向かった。

風が強く吹いている。暗闇の中で、流れ星のように眩い光を放ちながら、その物体はすぐ近くまで迫ってきていた。

が、急に速度を落とし、ふわりと人の姿をあらわにした。

将軍の傍にゆっくりと降りてきて着地をする。体は黄金色に光っている。

「……貴様は何者だ?」

それは華奢な体に金の髪、王族の少年のような服を身にまとっている。

「天使、なのか?」

問いかけに、碧く大きな瞳がギョロリと開いた。

「ワタクシの天使……いえ、女神はミュウ様だけ……。――誰にも邪魔はさせない!!」

言い放つと、ぐらりと戦艦の上から飛び降りた。

再び人形のように瞳を閉じる。 将軍も後を追い、駆け出して手を伸ばす。 だが届かない。

そのまま共に猛スピードで落下していく。体が雲に覆われた。

まずい。地上が近い。 何としてでも――。

懸命に腕を伸ばす。 指先が少年の髪に触れそうになる。 瞬間――。

雲を抜けて、地上の煌びやかな光りたちが見えた。

そこには美しい景色だけが広がっていた。 驚いて辺りを見渡す。

少年の姿はどこにも無かった。

「……消えた? だと?」



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